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参加型学習を取り入れた学習プログラムが地球市民意識に及ぼす効果 ー小学校6年社会科「世界のなかの日本とわたしたち」の実践を通してー 兵庫教育大学大学院 教育コミュニケーションコース 荒井隆一
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2015Nov 21
現在、国家を中心とした観点だけでは認識や解決が難しい地球規模の問題が発生している。グローバル社会の中で、異なる互いを理解し合い、同じ地球に生まれてきた人間であるという地球市民意識を育てることは、社会科を通して、その実現を目指す重要なねらいである。小学校社会科の単元「世界のなかの日本とわたしたち」はその重要な内容を扱っている。学習指導要領には、日本と経済や文化などでつながりが深い国や、国際連合の働きや日本の国際協力について調べ、考えさせることが示されている。しかし、経済的につながりの深い国だけで、世界の異なる文化や習慣を理解することができるのだろうか。調べ学習が、異なる文化や習慣をもつ国々が尊重し合う大切さを自覚することができる唯一の教授学習方法なのだろうか。  そこで、国際理解教育や開発教育で実践されている「参加型学習」に注目した。林原(2009)は、小学生を対象に、参加型学習を実施した際に、子どもの特性(性別、経験、背景、主要5因子の性格、認知的熟慮性−衝動性)が、授業理解度にどのように影響するのかを研究した。結果、統制性と熟慮性が低い児童は学習のねらいを達成しにくいことを明らかにしている。  そこで本研究は、以下の仮説を検証することが主たる目的である。 1.「参加型学習を取り入れた学習プログラム(以下、本学習プログラム)」を実施すれば「世界の実態と国際協力」の理解を促進させることができるだろう。 2.本学習プログラムを実施すれば「地球市民意識」を向上させることができるだろう。 3.統制性と熟慮性が低い子どもが、本学習プログラムの中で、授業内容に着目できるようなワークシートを使用すれば、学習のねらいが達成できるだろう。  また、上記の仮説とともに、本学習プログラムの実施による「授業に対する好意的な態度」「国際協力意識」「社会科好意度」「話し合い好意度」「日本人のほこり意識」「国際貢献意識」の変化についても併せて検討する。 関連動画 ・世界の子どもの日常生活|タンザニアに生きる子どもたち1|国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン    • 世界の子どもの日常生活|タンザニアに生きる子どもたち1|国際協力NGOワー...   ・世界の子どもの未来のために|カンボジアに生きる子どもたち3|国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン    • Video   ・【感動】世界がもし100人の村だったら - 2019年最新版    • Video   ・世界一貧しい大統領の言葉 2016 APR    • Video  

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